新商品大好きです インスタントバイオ入荷!
Coral Lab 大塚です
ハンナ化粧品から新発売のインスタントバイオ 入荷しました!
新商品とか大好きなので心が躍ります(笑)
色々なバクテリア剤出てますけど
そもそもリーフタンクにおけるバクテリアの意味って何だろう?という事をお話しますと
1、バクテリア自体石油を分解する種類もいるほど多種多様な種類が存在し、環境の維持に役立っている
2、ライブロック表面や砂等に張ったバクテリアフィルムはデトリタスや魚の糞等を分解しアミノ酸 抗生物質
ビタミン等に変える
3、好日性サンゴの栄養源は80%近く光合成で20%が餌から、その餌の大半はバクテリア(サンゴの胃の内容物)
というお話はインターズーに行ったときに何人かの製品開発者に聞いたことが有ります
ZEOvitはゼオライト表面にバクテリアフィルムを形成させそれをシェイキングして剥がし、サンゴの餌としますし
バイオペレットも生分解プラスチック等の周囲にバクテリアフィルムを形成させて流動させる事でそれを剥がし
サンゴに供給したり、プロテインスキマーで取り除き結果的にバクテリアフィルムが多量に取り込んだリン酸や硝酸塩
等も減少するといった内容です
サンゴの根本を綺麗にしてサンゴの餌としても利用出来てしまう一石二鳥な状況がバクテリアによって作り出せる訳です
メーカー問わずバクテリアフィルムを利用した水槽システムが主流なっているのは事実かと
・Coral Labから見たハンナ化粧品とインスタントバイオ・アップCSとは
そういった時流の中、国内メーカーのハンナ化粧品さんが「アップCS」という商品を発売されました
微粒子状のバクテリアと液状のバクテリア活性剤を組み合わせた商品で
微粒子で有るため凝集ろ過的効果で透明度が上がりやすく
ライブロック表面や砂の上にサンゴにとって有用なバクテリアフィルムを張りやすくする効果を持つ商品かと思います
アミノ酸やビタミン剤をそのまま投与する時代もありましたがサンゴの栄養になると同時にサンゴの病原菌の栄養にも
なる事があり、投与したあとにRTN STNが発生した経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか
とはいえサンゴに栄養は与えたい訳ですから、安全に栄養供給できる手段としてアップCSは有用かなと感じています
弊店ではTritonのICP-OESでアップCSを添加した水槽の微量元素もモニタリングしていますが
今の所異常も無く良い数値をキープ出来ているので安心してお勧めできる商品ですね
・新商品のインスタントバイオ
やっとインスタントバイオです
セラミックディスクにバクテリアが入っており
濃い赤の液体が休眠バクテリアを目覚めさせる役割を持つそうです
こちらの商品はサンゴ飼育者長年の悩みだった「水通りが悪い場所」の環境を整える商品です
ライブロックでレイアウトする以上どうしても岩組の中や水槽の角、サンプの中に水通りの悪い場所が出来ます
そこにサンゴにとって悪い細菌、硫化水素等が発生しサンゴにとって悪影響を及ぼしている事も多い訳です
そういった水槽の弱点にインスタントバイオを置く事で硫化水素を分解したり、病原菌の発生を抑えたりといった効果が
期待できる商品になります
使い方は簡単で
バクテリアを含んだディスクに液状添加剤を滴下するだけ
ディスク外周の小さい丸が添加剤の滴下ポイントです
滴下し終えたディスクを水槽のウィークポイント(止水域)に配置します
今回は岩組の中に3個ほど置きました
Vortech MP40とジャイロを使ってガンガン水流は有る方ですが
岩組の中にはデトリタスが大量にあります、もうこれは防げないでしょうね
このディスクで改善できるので凄く便利かと
あとは止水域とは違いますが
MaxSpectのライブロックの代わりになるろ過材 バイオスフィアブロック状の間にインスタントバイオを!
インスタントバイオには脱窒菌も多く含まれているそうなのでバイオスフィアの効果を高めてくれるのではないかと思い
設置しました
インスタントバイオは150ℓ用で税込み3960円です 6-12か月が使用の目安になります
店舗でも在庫しておりますので是非ご検討下さいませ